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ALIENWARE M18実機レビュー!ゲーム実況テスト。重いゲームでどのくらい動く?タルコフ/Cyberpunk 2077/Ark/GZWほかFPS実測値計測。第13世代Core i9/RTX 4070

デルアンバサダーで1ヶ月間モニターとして使わせてもらったゲーミングノートPC「Alienware M18」のレビューです。

動画にまとめてるのでチェックしてみてください。こちらの記事では補足など記載して行きます。

【動画】ALIENWARE M18 実機レビュー

外観からスペック、そしてゲーム実況などいろいろ試しました。FPS追求ではなく、自分のPCと比較してもらいやすいようプリセットベースで画質設定しながら試してます。参考にどうぞ

https://www.youtube.com/watch?v=obRdYu5UdWk

📝動画目次

00:00 Alienware M18 概要 00:22 外観&デザイン 00:55 ポート&スロット/サイズ 01:26 スペック&構成 02:00 サイズ 02:17 タイピング/キーボード打鍵感 02:23 ベンチマーク:CINEBENCH/Final Fantasy 14/Final Fantasy 15/ストリートファイター6 02:55 ゲーム実況/測定&検証:Gray Zone Fare/Forza Horizon 5/FORTNITE/Ark: Survival Evolved /Once Human/鳴潮/Cyberpunk 2077/APEX LEGENDS /Senua’s Saga Blade Ⅱ/モンハンライズ/Palworld /Escape From Tarkov 13:17 まとめ:評価/使用感&感想 13:30 メリット 15:01 デメリット

モニター機スペック

Alienware M18 R1スペック&構成

  • CPU:第13世代インテル® Core™ i9-13900HX (36 MBキャッシュ、24コア、最大5.40 GHz)
  • グラボ:NVIDIA® GeForce® RTX™ 4070 Laptop GPU、8 GB GDDR6
  • RAM:16GB
  • ストレージ:1TB SSD
  • モニター:QHD 2560×1600+ 165Hz
  • カラー:ダーク メタリック ムーン

モニター貸し出しの案内で、メモリは32GBとの記載でしたが実際には16GBでした。

サイズ&重量

高さ:26.70 mm
幅:410.30 mm
奥行き:319.90 mm
最大重量:4.23 kg

外観/デザイン

外観/開封&付属品

筐体カラーのダーク メタリック ムーンはクールさと落ち着いた雰囲気を兼ね備えています。天板部分はメタル感のあるガンメタリック。本体プラスチック部分はダークグレーという印章でした。

エイリアンウェアを始めて目にする方は、電源アダプターのサイズにびっくりするかもしれません。(比較用スマホはPixel 7aです)

ですが、過去に何台もモニターでAlienwareを触らせてもらった立場からすると大分スリムになったと感じました。(前はもっと真四角で存在感を感じた記憶)

とは言え、18インチという大きなサイズ、そして重量4キロという点、電源も併せて持ち歩くとなると合計で5キロほどの重さになってしまいそうです。やはり持ち運びには全く適しておらず据え置き型として使うのが良さそうです。

ポート&スロット

  • 1 x USB 3.2 Gen 1ポート(PowerShare対応)
  • 2 x USB 3.2 Gen 1ポート
  • 1 x USB 3.2 Gen 1 Type-C®ポート
  • 2 x USB 3.2 Gen 2 Type-C®ポート、DisplayPort
  • 1 x LANポート(RJ45) Ethernetポート
  • 1 x ユニバーサル オーディオ ポート
  • 1 x HDMI 2.1ポート
  • 1 x 電源アダプター ポート
  • 1 x Mini-Displayポート
  • 1 x SDカード スロット

キーボード&タッチパッド

キーボードはキーピッチは広く、打鍵感も心地よくタイピングしやすいです。テンキー等も使えるためゲームだけでなく日常用途、そして仕事での利用でも快適に使用できます。

参考映像:[レビュー動画内タイピングシーン]

ベンチマークソフト測定

  • CINEBENCH
  • Final Fantasy 14
  • Final Fantasy 15
  • ストリートファイター6

Cyberpunk 2077

画質プリセットFPS
95
ウルトラ77
レイトレーシング:中67
レイトレーシング:ウルトラ37
レイトレーシング:オーバードライブ20

ベンチマーク「ゲームプレイ」CapFrameX実測値

ゲームプレイ時のベンチマーク測定です。条件は下記

  • CapFrameXで1分間計測
  • 録画はせずゲームプレイのみ(※いくつか録画状態でプレイしたタイトルも有り)
  • モニター解像度MAX:QHD+ 2560×1600 165Hz
  • 最高FPS追求ではなく比較しやすい様にプリセットベースでの計測
  • ※PCの知識あまりないので変な事言ってたらごめんなさい🙏

「ゲーム実況時の感想(プレイ+録画)」見出しでのコメントはYouTube動画内で触れている点+補足です。

補足:今回は試しませんでしたがAlienware M18自体にも上記の様なFPS/GPU/CPUの監視&計測機能あるみたいです。

Gray Zone Warfare

画質設定「Low」で複数回測定するも同条件なのにバラツキが酷く安定しません。

ゲーム実況時の感想(プレイ+録画)

そもそもゲーム自体が不安定でサーバー依存でFPSも安定しないゲームです。なので正確な計測にはなりませんが画質設定LowでFPS 70台という印象でした。

Forza Horizon 5

ゲーム実況時の感想(プレイ+録画)

画質設定「最高」でFPS 110くらいの印象。激しく動いているように見えて一定の速度だからなのか比較的FPSの値は安定的な印象でした。

FH5はゲーム側で画質を自動で最適化してくれますが、録画や配信負荷は考慮せずに設定されてしまうので注意が必要です。

FORTNITE

ゲーム実況時の感想(プレイ+録画)

画質プリセット「低」でFPS 100くらいの印象

Ark: Survival Evolved

ゲーム実況時の感想(プレイ+録画)

インストール後のデフォルト設定で解像度が実機設定よりも低くなっていました。その状態で画質設定「低」でFPS 70くらい。

解像度をモニターに合わせて「高」にしたところカクカクになりFPSは20くらいまで低下してまともに遊べませんでした。その後「低」にしたところ60前後でのプレイとなりました。

Once Human

ゲーム実況時の感想(プレイ+録画)

画質を「高」にするとFPSが60を切ってしまうため、グラフィック設定は「中」に設定しました。「中で」FPSは70台という印象。

鳴潮

ゲーム実況時の感想(プレイ+録画)

画質設定は「最高」。 ゲームの仕様でFPS上限が60となっているため 終始60張り付きという印象でした。

モニターや解像度依存の話になりますがグラフィックは繊細でとても綺麗に見えました(そもそも鳴潮のグラフィック自体がきれいですが)

Cyberpunk 2077

ゲーム実況時の感想(プレイ+録画)

FPSは90台で安定という印象でした。

レイトレーシングを含む各種FPS数値はベンチマークの項目でチェックしてください。

APEX LEGENDS

ゲーム実況時の感想(プレイ+録画)

射撃訓練場で。動いたり打ったりしましたがFPSは100台で安定していました。設定はインストール後デフォルトから変更なし

Senua’s Saga Blade Ⅱ

ゲーム実況時の感想(プレイ+録画)

グラフィック設定プリセット「高」:歩いているだけの状態でFPSは60切る印象。設定を「低」に落としたところ70から80ぐらい出ていました。ムービーシーン以降?ときどき一瞬のプチフリーズを挟むようになり、その後問題はずっと継続しました。

モンハンライズ

ゲーム実況時の感想(プレイ+録画)

グラフィック設定プリセット「高」でモニター上限のFPS 165張り付きでした。快適なプレイが叶いそうです。

Palworld

ゲーム実況時の感想(プレイ+録画)

設定「高」だと FPSは60以下に。グラフィックを「中」に変更した時にところ一気に上昇、100くらいまで計測できました。

Escape From Tarkov

ゲーム実況時の感想(プレイ+録画)

ストタル(Streets of Tarkov)とWoodsを試しました。

  1. ストタル Medium/Low(DLSSオフ)ともにFPS30~50くらい
  2. ストタル Low+DLSSバランス:FPS50~60くらい
  3. Woods Low+DLSSバランス:FPS70~90くらい

DLSSをオンにすることで FPSの値の微調整が可能でした。その他の項目はインストール後のデフォルトのままでプレイしたように思います。細かな設定をいじることで最適化すればもっと上昇は望めそうです。

評価・感想レビューまとめ

メリット&デメリット

実際に使って感じた良い点と微妙な点のまとめです。

メリット

  1. モニターサイズが大きく領域を広く使える&可読性が高い
  2. ゲーム実況が快適なハイスペック

1.ノートPCにおいては、せっかく解像度が高くても文字サイズが小さすぎて読めないというジレンマはつきものです。しかし18インチという大きなディスプレイのお陰で一般的な13~15ノートとは違い一定の可読性の確保が可能です。

そのため、拡大率の低い状態でも使用しやすく思うのでデスクトップに複数のウインドウを並べて作業なども比較的快適に思います。せっかくの解像度を活かすも殺すもモニターサイズというのを実際に使ってみてより強く感じました。

デメリット

  1. 重い、でかい
  2. ファンの音がめちゃくちゃうるさい
  3. 皮脂や指紋の汚れが目立つ

1.メリットで触れたモニターの大きさにも通じるところですが、サイズによるデメリットは割り切るしかなさそうです。

2.ファンの音はとにかく大きいですが、その分、冷却性能として働いていると考えれば仕方ないのかも?
参考映像:[レビュー動画内 ファンの音記録]

3.黒いデザインだと仕方ないかもしれませんが、とにかく皮脂が残りまくります。見た目の質感も大事なので悩ましいところですが、使用していて普通に萎えるレベルで汚れます。

全体的な使用感

普段デスクトップしか触れないので感覚がわかっていないのかもしれないですが、価格帯から連想したイメージと比較すると物足りないと感じてしまいました。とは言えノートこの当たりはPCなので仕方ないのかもしれないですが。

せっかくのハイスペックPCということと、見てくれる方が比較しやすいようにと「プリセットベースでの画質設定変更に留めた」のがFPSの数値などはあまり伸びていない大きな理由ではあると思います。またせっかくの高解像度を試す意味でQHD+(2560×1600)でのプレイということの影響も大きいのかも知れません。

FPSのみに焦点をあて画質を落としていけばパッと見で目を引く数値がでそうな気はします。

また、上記の様な前提でゲームプレイ+録画を今回試した印象としては、ゲーム実況検証時にアバターも動作させるとなるとゲームによってはかなり厳しそうな印象もありました。

実際、タルコフでアバターも動かすとFPS30以下まで落ちました。ゲーム+録画+アバターで快適に使うには、ゲーム側の画質設定を大幅に下げる必要がありそうです。

※細かなグラフィック設定詰めて最適化や、そもそも今回QHD+でのテストなのでフルHDなら負荷軽減にはなるのかも?(時間なくて試せませんでした…)

据え置きするならデスクトップで良いんじゃ?>いや、緊急時には…

4kgオーバーという本体重量(+充電器)と18インチというサイズ感から据え置き想定となりますが、だったらデスクトップ

PCで良いのでは?という思いも頭を過ぎります。

デスクトップであれば同額でもっと高性能なものが手に入ると思いますし、拡張性も高いです。

ただし、いざという時には携帯出来るというのは最大のメリットとなりそうです。とはいえ「18インチが入るバッグ」自体があまり存在していなそうだったり問題はありそうですが。

極論「体一つで逃げ出さなければならない」といった地震などの緊急時には悩まずハイスペックPCを持ち出せると考えると悪くないかも知れません。

常日頃、デスクトップPCの拡張や周辺機器を増やすたびに「地震来たら全て終わる可能性あるのに一体なにやってんだろ・・・」と思うことがよくあるのでw(どうやっても持ち出せないし・・・)

そんな事も考えると、一台でほとんどの事は完結できるであろう(ゲーム以外の事も含めて)Alienware M18を選ぶのは悪くない選択な気がしてきます。リアルに考えると有事の際はデスクトップなんてマジで全部台無しになってしまうし・・・

総評

結局のところ、18インチに納得が行くなら買い、悩むところがあるのであればエイリアンウェアの別モデルも検討するというのが良さそうに思います。

過去に15インチモデルも触らせてもらったことがありますが。色々な意味でバランスが良いように思いました。(今となってはだいぶ古いモデルなので、現行製品に関しては把握していませんが)

https://twitter.com/trans8vr/status/1815312098911826229

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最後までありがとうございました